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こんにちは。新宿・青梅・三郷の法律事務所,弁護士法人アズバーズ代表弁護士の櫻井俊宏です。

八王子の「FM星空ステーション 八王子FM」にて11月4日(日)18:00~18:25の「Topics cutting edge」内「アズバーズの法律問題解決応援団」コーナー第1回でお話した内容をお伝えします。

今後このコーナーを担当させてもらう弁護士法人アズバーズの代表弁護士櫻井俊宏です。新宿・青梅にある事務所を経営しています。宜しく御願いします。

私は大学時代,中央大学応援団に所属しており,今も中央大学応援団の助監督を担当しています。なのでこんなコーナーの名前を付けさせていただきました。

また,中央大学の学内顧問弁護士も担当しており,いつも大学の法律問題について,教職員の方にお答えしております。

そこで,今とても気になっているのが,大学スポーツ各部・またはプロスポーツでも不祥事が続いていることです。あの大学の問題や,あのプロスポーツ等,今年はいろいろ起こっていますね。

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この問題が起こっているのは,スポーツ界にもともとあるパワハラ体質が原因だと言われています。それと,現代的なパワハラへの意識の発展が,ちょうど衝突するところにきてしまったのだと思います。起こってしまっていることはみなさんも御存じのようにとんでもないことばかりなので,無理もありません。

ハラスメントに関する意識はどんどん高まっています。ちょっと同じ団体の人がパワハラ的だと,録音を録るのは普通ですし,今はスマホのアプリで録音することができてしまいます。逆に言うと,まずパワハラで訴えたければ録音や電子メール等で証拠を残すことです。

法律の世界では,裁判等で,例えば「お前みたいに使えない奴は死ね」という上司の発言について,言った言っていないという争いになると,言ったと主張する側に立証責任があるので,言っていないということに通常なります。そこで,言ったということにするためには証拠収集が重要になるのです。

ちゃんと録音やメールのような証拠がとれれば,裁判で戦えますし,企業等における労働問題の場合は,労働審判という,約100日の間に3回の手続で結論が出るという簡易な裁判のような手続もあります。

また,もちろん,暴力をされたり,「死ね」等のひどい言葉を浴びせられたときは,暴行罪,脅迫罪等で刑事告訴することもできます。某議員さんの件が思い出されるかと思います。

個人的には,この際スポーツ界の膿は徹底的に出した方がよいとは思いますが,今の報道はあら探しし過ぎのような気もします。

やり過ぎて,レスリングや水泳のような強かった競技が東京オリンピックに向けて弱体化しないように祈るばかりです。

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今日の応援団の一言は,パワハラ等を訴えるにはまずは録音,です。覚えてください。

個人的には,携帯や腕時計が常に録音状態になっている,ドライブレコーダーのようなライフレコーダーが本格的に使われるようになればよいかなと思います。

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