裁判のために不倫の証拠を集める4つの方法【弁護士が解説】

離婚・男女問題事件
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不倫(不貞)の損害賠償事件の解決320件以上,新宿・青梅・三郷の法律事務所弁護士法人アズバーズ、代表弁護士の櫻井俊宏です。

裁判において不倫の責任を追及するには、何よりも証拠物が重要となります。
この記事では、不倫の事実を立証する証拠収集について、

①スマホ内のデータを収集する方法
②LINEの証拠を活用する方法
③録音等の方法
④謝罪文の書かせ方

の方法をご説明します。

1 スマホ内のデータ収集する方法

不倫、すなわち不貞行為で損害賠償をするときも証拠が大事です。
今まで私が手掛けてきた事件でいろいろな証拠がありました。

例えば、不倫をしてスマートフォンから見つかった肉体関係があったことがわかるような文章が入っているメールやLINE。それを超えて、メールやLINEに性交渉の画像や時には動画が添付されて残っていることもあります。

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なぜか不倫している同士のメール等の内容はとかく過激です。
不倫というのは燃え上がるものだからなのでしょうか。それともゲーム感覚だからなのでしょうか。

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では、不貞行為はどのように見つかってしまうのでしょうか?

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単純に、いない間に見られてしまう場合があります。
夫が指紋認証にしていたケースで、妻が、夫が寝ている間に夫のスマホに夫の指を押し当てて、内容を確認したケースもありました。その件では5日連続で。さすがに「気づけよ!」と思いましたが。
また、古い携帯電話を自分の部屋に保管していたら、自分もそのことを忘れていて発見されたというケースもありました。

「〇〇ちゃん、…」っていう内容を妻に誤送信してしまった、というケースも良くありますが、隙がありすぎて空いた口がふさがりません。

2 LINEの証拠を活用する場合

不貞事件におけるこのLINEの証拠の活用の仕方について、順番に解説していきます。

・分量が多い場合の「トーク編集」
・送信取消に対抗するためには
・どのような場合に不貞が認められるか
・今後のLINEの証拠について

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LINEの場合は、削除されてしまうと復元はほぼ不可能なので、見つけた場合は後に削除されても良いようにその文章画像ごと他の携帯電話の写メで撮ると良いでしょう。

証拠を写メで撮ってそのまま残すというのは他のシーンでも応用がききます。
持ち出すことなく証拠を残すことができるからです。

1 分量が多い場合の「トーク編集」

LINEで相互に頻繁に送っている場合には、証拠としての分量が膨大になってしまいます。
LINEを証拠に出す場合は、スクロールしてわずか数回のやりとりずつ写真にして提出することが多いからです。
100枚ぐらい証拠として出されたのを見たことがあります。

より効率的な方法はないのでしょうか。

この場合、LINEの「トーク編集」という機能を使えば、それまでの一切のやりとりをワード等で使える文章として編集できるので便利です。
スレッド(ある者とある者やりとりの画面)の右上の矢印を開き「トーク編集」を選べば全部のそれまでのやりとりをデータとして文章化できます。

このトーク編集をしたものをとりあえず提出すれば良いと思います。
この内容について、通常は相手方は否定まではしないので、そのような場合は証拠としての効力があるからです。

2 「送信取消」に対抗するためには?

以前はできなかった機能で「送信取消」という機能ができました。相手方に送った内容も消えるものです。
これにより一度は不倫の証拠のLINEを見つけたのに,相手方に消されてしまう恐れが増えたということになります。

また、「配偶者が自分が不倫をしたことを認めたLINE」も後に消される恐れがあるということです。

配偶者が自分が不倫をしたことを認めたLINEについては、スクリーンショットをすることで消されることを防止できます。

配偶者の不倫の相手方が送ったLINE等を消されることに対抗するためには、配偶者(例えば「夫」)のLINEの画面ごと、自分のスマホで写メで撮るのが有効です。
実際このように証拠を残される方が多いです。

なおLINEはスレッドごと削除されると復元が難しい(知り合いの業者はできると言っておりますがまだ試したことはありません。LINE社が復元することを厳しく取り締まっていると聞いています。)ので、見つけたときは先程お話した写メ等の方法により、素早く確保しておくことが重要です。

3 どのようなLINEが不倫の証拠となるか?

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LINEの証拠は、どのような場合に不貞行為が認められるでしょうか。

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基本的には不倫者同士が、肉体関係があることが必要です。つまり、それを推認させるようなやりとりが必要ということです。

「昨日の君の身体は良かった。」なら不倫の証拠として大丈夫な場合が多いでしょうが「昨日の夜は気持ちよかった。ありがとう。」といったような、マッサージか何かともとれるような内容では難しいかもしれません。

ただ、「愛している」といった好意の打ち明けぐらいであっても、賠償額は大きく変わってきますが、不貞が推認され、損害賠償請求が認められるケースもあります。

性交渉をしている自分達や、裸のままの相手の写真・動画を送り合っているような不貞者も良くいますが、もちろんそのような内容は不貞行為があったものと認められやすいです。

4 今後の不倫におけるLINEの証拠について

今後、というか今でもそうなのですが、認証によりアクセスしないとスマホが開けないように設定されている場合が多くなっているので、相手が手放したすきに見ることができたこれまでよりもLINEを証拠で使える場合が減るのではないでしょうか。

実際、何かしらの形で認証を行いスマホの内容を見た場合や、ブロックのかかっているLINEのアプリに侵入した場合には、不正アクセス禁止法という刑罰に当たる場合があります(3年以下の懲役又は100万円以下の罰金)。
まあ、実際には配偶者に不正アクセスをされて不倫の証拠を見られたと被害届を出したとしても、捜査機関が動くことは考えにくいとは思いますが。

3 録音等の方法

録音も有効です。
被害者の方が、妻の様子がおかしいと思って、家に録音をしかけ、家で行われた不貞行為についての録音がとれた場合もあります。
もちろんこれだけで不倫の証拠として有効です。

GPSの場合もありました。
自分でGPSを買って、夫のカバンにつけていた方もいらっしゃいました。
妻には、会社の支店に出張と言っていたのに、箱根に行っていたことが発覚しました。

4 謝罪文の書かせ方

不倫を認める謝罪文も証拠となります。
「…他の女性と肉体関係になってしまいました。」とできるだけ具体的に書かせましょう。

「女性と食事したりするだけでも不倫になると思って「不倫」と書いた。」と後で弁明されないように、「性交渉」をしていたと一目でわかる書き方にするのが重要です。
少なくとも、名前は実際に自筆で書いてもらうと共に、日付を必ず入れる必要があります。

謝罪文に関しては、やや証拠力が弱いので、探偵の報告書等、他の負荷事情と合わせると更に有効となります。

5 まとめ

不倫が発覚した場合は、証拠集めが重要です。
自分が知ってしまったことを配偶者が気づく前に、録音・スマホやパソコンでのやりとり・不倫を認める誓約書を作成してもらう等、あらゆる方法を駆使し、不倫があったことを推認させる証拠や不倫をした者が認める証拠を集めましょう。

それでも決定的な証拠が押さえられない場合、探偵に頼むことを検討してみるのも良いでしょう。

ただ、探偵費用は本当に高いです。
弁護士費用よりも高いことがほとんどで、なかには300万円以上も探偵費用を支払ってしまっているケースもあります。
不倫事件では、慰謝料は多くても200万円ぐらいであり、これでは大赤字です。

探偵を利用しなくてもこのようなLINEのやりとりや不貞を認める発言を録音で残しておくだけでも十分に裁判等で戦えます

まずは自分で証拠収集もしてみることをおススメします。

男女問題でご不明なことがあればお気軽に、離婚・男女問題事件を多数取り扱っている弁護士法人アズバーズにお電話いただければと思います。

(2021.1.6更新)

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櫻井 俊宏

櫻井 俊宏

「弁護士法人アズバーズ」新宿事務所・青梅事務所の代表弁護士。 中央大学の法務実務カウンセルに就任し7年目を迎える。

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