現地調査・事故再現の重要性【交通事故について弁護士が解説】

交通事故事件をこれまでに540件以上解決している新宿・青梅・三郷の弁護士法人アズバーズ,代表弁護士の櫻井俊宏です。

先日,2年間以上争っていた交通事故事件が良い形で終了しました。

事故状況について,お客様と相手方の言い分が全く食い違ったため,裁判で徹底的に争われました。
このような場合,事故状況の再現について意味はあるのでしょうか。
実際,この件でどのような再現を行ったかと合わせて,お話致します。

 

1 本件の再現方法

こちらの言い分を立証するために,田無とひばりが丘の間にある事故現場まで3度も通いました。

しかも,そのうちの1回は,現場で事故状況の再現をするために,日曜日の朝7時に行きました。
現場は,住宅街とはいえ,平日や昼間だとそこそこ車が通るところなので,再現ができなくなる恐れがあったからです。

現場で,自動車と自転車を用いて事故状況の再現をし,写真を数枚撮りました。
その写真を連続的に貼り付け,説明文を添えて「報告書」を作り,裁判所に証拠として提出しました。

以前も二子玉川における交通事故事件で同じことをやりましたが,大きな成果を得ることができましたので,今回もチャレンジしました。

 

2 事故状況の再現の効果は!?

事故状況について,加害者と被害者の言い分が完全に違うとき,特に過失割合の主張の違い等は,この事故再現と証拠化は有効です。
裁判官も,事故に関するイメージがわきやすくなるからです。

事件の状況の再現というと,痴漢の冤罪をめぐる傑作映画「それでも僕はやっていない」(リアリティがあり,名作です。)のように,専門的に行わなくてはならないと感じてしまいます。
しかし,それではかなりのお金がかかってしまいます。

実際には,
①全くイメージがわかないところに,少しでもイメージを持ってもらうと共に,
②裁判官に熱意を伝え,こちらに有利な和解を進めてもらう,
ということが目的であるため,手作り感満載の再現でも良いのです。

 

裁判官も人間ですから,熱意を持った訴訟追行をしていると有利に取り扱ってくれるケースは往々にしてあります。
今回も裁判官に状況と熱意が伝わり,裁判官から,私達の言い分をかなり認めてくれた和解を提案してもらうことができました。
お客様にも満足していただき,とても充実した気持ちです。

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