【記事融合のため非公開】不倫の証拠と言えばLINE どのように集めれば良いか【弁護士が解説】

もはや皆がメールよりも基本コミュニケーションツールで使っている「LINE」。
このLINEのやりとりを不貞の証拠として用意していただく場合が非常に多いです。
LINEの出現によって、発覚する不貞行為が増えたといっても過言ではないです。

不貞事件におけるこのLINEの証拠の活用の仕方について、


・分量が多い場合の「トーク編集」、
・送信取消に対抗するためには、
・どのような場合に不貞が認められるか、
・今後のLINEの証拠について、


ということについて,解説します。

中央大学の法務全般を担当している中央大学「法実務カウンセル」(インハウスロイヤー)であり、
新宿・青梅・三郷の「弁護士法人アズバーズ」代表、
弁護士の櫻井俊宏が執筆しております。

 

1 分量が多い場合の「トーク編集」

LINEで、相互に頻繁に送っている場合には、証拠としての分量が膨大になってしまいます。
LINEを証拠に出す場合は、スクロールして、わずか数回のやりとりずつ写真にして提出することが多いからです。
100枚ぐらい証拠として出されたのを見たことがあります。

より効率的な方法はないのでしょうか。

この場合、LINEの「トーク編集」という機能を使えば、それまでの一切のやりとりを、ワード等で使える文章として編集できるので便利です。
スレッド(ある者とある者やりとりの画面)の右上の矢印を開き「トーク編集」を選べば全部のそれまでのやりとりをデータとして文章化できます。

このトーク編集をしたものをとりあえず提出すれば良いと思います。
この内容について、通常は相手方は否定まではしないので、そのような場合は証拠としての効力があるからです。

 

2 「送信取消」に対抗するためには?

以前はできなかった機能で、「送信取消」という機能ができました。相手方に送った内容も消えるものです。
これにより、一度は不倫の証拠のLINEを見つけたのに、相手方に消されてしまう恐れが増えたということになります。

また、「配偶者が自分が不倫をしたことを認めたLINE」も、後に消される恐れがあるということです。

配偶者が、自分が不倫をしたことを認めたLINEについては、スクリーンショットをすることで消されることを防止できます。

配偶者の不倫の相手方が送ったLINE等を消されることに対抗するためには、配偶者(例えば「夫」)のLINEの画面ごと、自分のスマホで写メで撮るのが有効です。
実際、このように証拠を残される方が多いです。

なお、LINEは、スレッドごと削除されると、復元が難しい(知り合いの業者はできると言っておりますがまだ試したことはありません。LINE社が復元することを厳しく取り締まっていると聞いています。)ので、見つけたときは、先程お話した写メ等の方法により、素早く確保しておくことが重要です。

 

3 どのような場合に不貞が認められるか?

LINEの証拠は、どのような場合に不貞行為が認められるでしょうか。

基本的には不倫者同士が、肉体関係があることが必要です。
つまり、それを推認させるようなやりとりが必要ということです。
「昨日の君の身体は良かった。」なら不倫の証拠として大丈夫な場合が多いでしょうが「昨日の夜は気持ちよかった。ありがとう。」といったような、マッサージか何かともとれるような内容では難しいかもしれません。
具体的な事案に即した弁護士櫻井俊宏のLINEの記事【幻冬舎ゴールドオンライン】

ただ、「愛している」といった好意の打ち分けぐらいであっても、賠償額は大きく変わってきますが、不貞が推認され、損害賠償請求が認められるケースもあります。

性交渉をしている自分達や、裸のままの相手の写真・動画を送り合っているような不貞者も良くいますが、もちろんそのような内容は不貞行為があったものと認められやすいです。

 

4 今後の不倫におけるLINEの証拠について

今後、というか今でもそうなのですが、認証によりアクセスしないとスマホが開けないように設定されている場合が多くなっているので、相手が手放したすきに見ることができたこれまでよりもLINEを証拠で使える場合が減るのではないでしょうか。

実際、何かしらの形で認証を行いスマホの内容を見た場合や、ブロックのかかっているLINEのアプリに侵入した場合には、不正アクセス禁止法という刑罰に当たる場合があります(3年以下の懲役又は100万円以下の罰金)。
まあ、実際には、配偶者に不正アクセスをされて不倫の証拠を見られたと被害届を出したとしても、捜査機関が動くことは考えにくいとは思いますが。

いずれにしろ、不倫が発覚した場合は、証拠集めが重要です。
自分が知ってしまったことを配偶者が気づく前に、録音・スマホやパソコンでのやりとり・不倫を認める誓約書を作成してもらう等、あらゆる方法を駆使し、不倫があったことを推認させる証拠や不倫をした者が認める証拠を集めましょう。

それでも決定的な証拠が押さえられない場合、探偵に頼むことを検討してみるのも良いでしょう。
不貞慰謝料と探偵費用の記事

不貞事件においては、証拠が重要です。探偵を利用しなくても、このようなLINEのやりとりや不貞を認める発言を録音で残しておくだけでも十分に裁判等で戦えます。
男女問題でご不明なことがあれば、気軽、離婚・男女問題事件を多数取り扱っている弁護士法人アズバーズにお電話いただければと思います。

 

【執筆者】
「弁護士法人アズバーズ」代表
「中央大学」法実務カウンセル(インハウスロイヤー)
弁護士 櫻井俊宏

弁護士櫻井俊宏の「幻冬舎GOLD ONLINE」の連載記事
「わたしの弁護史」の櫻井俊宏の記事
櫻井俊宏の法律問題,中央大学等に関するyou tube
櫻井俊宏の日常のFacebook
櫻井俊宏の弁護士業,中央大学,ラーメン等についてのtwitter

関連記事

特集記事

最近の記事

  1. スーパーでの転倒事故は店の責任?損害賠償責任は発生する?

  2. 【弁護士が解説】 賃貸借契約で賃借人の残置物は大家が勝手に撤去できるの?所有権と撤去費用の問題

  3. 【弁護士が解説!】別れた男から交際中のデート代・プレゼント代・同棲の生活費等を請求されたら支払う義務がある!?

TOP