わざとコロナに感染するのでは? 新宿区が感染者に10万円【弁護士ニュース】

法律時事問題を考察
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こんにちは。新宿・青梅・三郷の法律事務所,弁護士法人アズバーズ,代表弁護士の櫻井俊宏です。

新宿区で,コロナ感染者に対して10万円の見舞金が支払われるとか。

東京 新宿区は、区内の繁華街の関係者を中心に新型コロナウイルスへの感染が相次いでいることを受けて、区独自に、感染が確認された区民に1人当たり10万円の見舞い金を支給することを決めました。    NHK

わざと濃厚接触して感染し,支払ってもらう人がいるのではないかと危惧されています。

1 わざと感染するのでは

結論から言うと,わざと濃厚接触し,罹患して,10万円をもらおうという人は絶対にいると思います。

そんな人がいるわけないだろうという性善説的な観点で,このような政策を行っているのでしょうか。
しかし,そんなにみんな人がいいのであれば,振込詐欺のような卑劣な犯罪がなくならないはずがありません。

例えば,新宿歌舞伎町でぼったくりバーをやるような人であれば,当然このようなことはやることに躊躇はないでしょう。

交通事故でも,モラル案件というのですが,遭遇したのを幸いとして,必要以上に病院に通い,過大な慰謝料をとろうとする人がいます。

結論として,コロナに罹患しないように細心の注意を払っている人の方が国の政策的に,尊重されるべきであるのに,なんだかバランスの悪い政策のように思えます。

2 交通事故のモラル案件

モラル案件の話が出たので,ちょっとその辺りを解説したいと思います。

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弁護士法人アズバーズでは保険会社側の交通事故の件は担当していないのですが,保険会社側の事件をやる弁護士では,このようなモラル案件も対応しなければなりません。

先程述べたように,軽いむちうちの症状で毎日病院に通い,できるだけの慰謝料をもらおうとする人がいます。
病院も,小さな病院であれば,後遺障害が認定されるように診断書を書いてもらうよう働きかけることも考えられます。

ただ,特にむちうちのような症状であれば,自覚症状(本人が痛みを申告すること)しかない場合がほとんどなので,正当な通院かどうかは判別しにくいです。
この判別には,事故時のぶつかり方の程度(速度,自動車の損傷の程度,両方の自動車の大きさ)等が良く使われます。
事故の程度が小さそうであれば,怪我も小さいということです。

これを超えて当たり屋というのがあります。
今朝,twitterでこのような動画がツイートされていました。
ウーバーイーツの自転車が当たり屋をやったのではないかというドライブレコーダーです。


当たり屋とは言い切れませんが,確かに疑問符のつく自転車の運転方法ですね。
機会があれば,深堀りして分析したいと思います。

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櫻井 俊宏

櫻井 俊宏

「弁護士法人アズバーズ」新宿事務所・青梅事務所の代表弁護士。 中央大学の法務実務カウンセルに就任し7年目を迎える。

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