ダブル不倫 ゼロ和解等の対処方法【弁護士が解説する不貞問題】

離婚・男女問題事件を600件以上解決している新宿・青梅・あきる野・三郷の法律事務所弁護士法人アズバーズ,代表弁護士の櫻井俊宏です。

離婚事件において,最も離婚理由になりやすいのが,夫婦のいずれかが不貞(不倫)をした場合です。

この場合で,不倫をしている当事者両者が結婚している場合,通称「ダブル不倫」と言われています。

ダブル不倫は関係当事者が多いので,それぞれの思惑が入り混じった独自のやっかいな問題が生じます。
この問題について,ゼロ和解,配偶者にばれないで解決する方法等,弁護士が解説します。

 

1 ダブル不倫で離婚をするかどうか

ダブル不倫において重要なのが,例えば,夫(B)に不倫をされても妻(A)が結婚生活を続けていくつもりかどうかです。

離婚を決めた場合は話が早いです。妻Aとしては,相手の女からできる限り賠償を得て,夫Bとも離婚し,できる限りの今後の生活費を得ればよいのです。
【参考】不倫された場合の賠償請求方法
【参考】離婚調停において気をつけること

しかし,妻Aが,結婚生活を続けていくのであれば,夫Bが不倫したことについて不倫相手である相手妻(C)に賠償請求していく際,それが相手の夫(D)にばれてしまうと,相手の夫Dから自分の夫Bに対しても賠償を請求されてしまいます。

このようになってしまうと,今後夫婦生活を続けていくAB夫婦としては,不倫相手である妻Cから100万円回収したとしても,相手の夫Dが夫Bから100万円を回収されてしまっては,結局何の利益も得られないことになってしまいます。

それどころか,相手の妻Cと相手の夫Dが別居したり離婚したりした場合は,夫B の方が相手の夫D に対して精神的損害をより多く与えたとして,100万円よりも更に慰謝料が高くなり,かえって損になってしまうことも考えられます。

このような場合は,相互の家庭で共に賠償をしないで痛み分けで終わらせる(通称「ゼロ和解」といいます。)ことも多いです。

 

2 ダブル不倫の場合の裏技解決法【弁護士の奥義】

しかし,妻Aが,相手の妻Cに責任を取らさなくてはどうしても納得がいかない場合は,相手の夫Dにばれないように事を進めればよいわけです。

すなわち,私達の事務所では,このようなケースの場合,いきなり内容証明郵便で書面を送りつけるなどというようなことはせず,まずは,相手の妻Cに電話で連絡します。この際,録音もします。

この電話でとりあえず事実を認めてもらえれば,とりあえず証拠は確保です。
あとは,相手の夫Dに発覚しないように,妻Cとだけ示談書を交わして賠償してもらえばよいわけです。

この場合,妻Cは夫Dには絶対にばれたくないのであるから,弱みがあり,あっさりと不倫の事実と賠償額を認めることが多いです。
相場より金額が多くても賠償してくる場合もあります。

3 まとめ

以上のように,このダブル不倫の事案を含め,不貞行為の損害賠償請求事件であってもさまざまなケースがあり,それに適した対応方法を私達の事務所では熟知しております。

離婚・男女問題においては,まずはご相談をお待ちしております。

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(2020.8.1更新)