離婚・男女問題(2) 財産分与

吉祥寺の弁護士法人アズバーズ,代表弁護士の櫻井俊宏です。

 

離婚において,一番気にしなくてはならないのは財産分与です。

日本では夫婦の財産は別々となっていますが,結婚時から離婚時までの間に形成された財産は,原則として半々に分け合うのです。

厳密にいうと,同居時から別居時です。

 

(1)このことからすると,夫婦の関係が悪くなっていて,財産をこっそりどんどん使われたり,隠したりされそうであったとすれば,早めに別居した方がよいということになります。

(2)同居していた期間に積み立てられた年金も半々にすることができます(年金分割)。

この間に形成された退職金も分割の対象となります(しかし減額される場合はある)。

(3)相手方に,他の口座等に振り込む方法等で財産隠しをされた場合に,通帳に履歴が残っていれば,振込先を開示してもらい,財産隠しを暴くことができます(もっとも裁判所を利用した手続でないと難しいです。)。

相手に預金口座が存在することがわかっていても,金融機関の支店までわからないと後々その口座の内容を開示してもらうことはできないので(ただしゆうちょ銀行は別),別居をするときは,相手の預金口座の金融機関・支店をおさえるべきです。

 

このように,離婚をする場合,財産分与を意識した初期行動をとる必要があります。

弁護士 櫻井俊宏